どうも久しぶりガジェロガーの中の人だ。
今回はSNSで話題となっている”FaceApp”というアプリに気になる点があったので書いていこうと思う。
※この記事には筆者の憶測などもあるのでご注意下さい(炎上防止)
Faceappとは
開発会社
開発会社はロシアのCompany Wireless Labというところが手掛けている。
よくこの手のアプリは中国企業が手掛けていたりするが、意外にもロシアが作っている。
あとデータ等を保管するサーバーはアメリカに設置されているらしい…
どんなことをするアプリ?

ざっくりいうと自画像を撮って加工したりするアプリだ。
女性の顔を男性にしたり、更に年齢を老けさせたり…筆者もやってみたのだがこれがかなり精度が高くてかなり驚いたし面白かった……
だがそんなアプリにも気になる部分がある
というわけで此処から先は気になった部分を書いていく。
撮影した顔が会社に送信される

多分大事な部分がこれだ。
アプリを入れて初回時に自分の顔を撮影するとこのような表示が出てくる。
ざっくりいうと「あなたの撮影した顔を加工する際に弊社のサーバーにあなたの顔を送信するよ」
って感じだ。
情報弱者な人たちは気づかずにホイホイ押してしまっていると思うが、ここは一番に気にしてほしい部分だと思う。
過去にプライバシーポリシー関連でやらかしている

上記の画像がFaceappのプライバシーポリシーだ。
以前は撮影された情報を商業目的で使うと書かれていたが今は改正されて変わっている。
これらの要点をまとめるとこのような感じだ。
- アプリは写真とビデオのエディターで、ユーザーはニューラルネットワークテクノロジーに基づいてポートレートを編集し、非常にリアルな顔の変換を自動的に生成できます。
- 写真の処理と編集には、サードパーティのクラウドプロバイダー(具体的には、Google Cloud PlatformとAmazon Web Services)を使用しています。
- アプリは、編集のために特別に選択した写真のみをクラウドにアップロードします。
- 写真は編集プロセス中にクラウドサーバーに一時的にキャッシュされ、モバイルデバイスにローカルに保存されているキーを使用して暗号化されます。
- 写真は、最後に写真を編集してから24〜48時間の限られた期間クラウドに残ります。そのため、必要に応じて、画像に戻って追加の変更を加えることができます。
- アプリのポートレート編集機能を提供する以外の理由でアプリを使用するときに、提供された写真は使用しません。
- ビデオはデバイス上でローカルに編集されるため、アプリを使用するときにビデオを提供したり、ビデオ情報を収集、使用、共有したりすることはありません。
また個人情報の使用目的も書かれている。

これもまとめると
- アプリUIの改善
- マーケティング&プロモーションなどに使われる(国の法律で許可されている場合)
- 広告表示等
- 犯罪防止
一応個人情報を使う際は本人の同意を求める場合があって、匿名化するみたい。
見る限り変な規約は書かれていなさそうだ….
だが一年前は撮った写真やユーザーデータ/位置情報などは会社側に送信されて商業目的で使われる可能性があると書かれていたので若干疑ってしまう。
過去の問題に対して開発元からの声明は?
過去に世界中で物議になっているので開発元に批判は来るはず…
そこで調べてみたところネット記事に開発者の返答が書かれていた。
この内容を日本語訳にすると
- 1. FaceAppは、ほとんどの写真処理をクラウドで実行します。編集のためにユーザーが選択した写真のみをアップロードします。他の画像を電話からクラウドに転送することはありません。
- アップロードした写真をクラウドに保存する場合があります。その主な理由はパフォーマンスとトラフィックです。ユーザーがすべての編集操作で写真を繰り返しアップロードしないようにする必要があります。ほとんどの画像は、アップロード日から48時間以内にサーバーから削除されます。
- ユーザーからのすべてのデータをサーバーから削除する要求を受け入れます。現在、サポートチームは過負荷になっていますが、これらのリクエストが優先されます。最速の処理のために、件名に「プライバシー」という単語を含む「設定->サポート->バグの報告」を使用してFaceAppモバイルアプリからリクエストを送信することをお勧めします。そのためにより良いUIに取り組んでいます。
- ユーザーデータを第三者に販売または共有することはありません
シンプルに言うと
- 他の画像をスマホから勝手にサーバーに送信することはない
- アップロードされた画像は48時間以内に削除されている。
- ユーザーのすべてのデータをサーバーから削除する要求を受け入れている
- ユーザーデータを勝手に販売することはない
まとめ
結論からいうと
使うなら自己責任で
以前のプライバシーポリシーが改正されてマシになってるみたいだけど..こういう系統のアプリはやっぱり「自己責任」って感じになるね….
こんな記事を書いておいて言うのもあれだけど、筆者もアプリを触っていてエフェクト等の精度の高さには驚いたし、単純にやっていて面白かった。
けどここまで世界中で広まっているアプリなので自分の顔写真がピンポイントで悪用される…ってことは確率的に高くはないと思う…
ただ最近はWindowsHelloやFaceID等パソコンやスマホに顔認証というものが取り入れられてきているのを見ると
自分の顔=「鍵」という考えになってくるので筆者的には他人に勧めるのはやめといたほうが良いと思う。
(長文失礼しました)